キンモクセイの何か

ブログに書くほどのことではありませんが、日々起こったことや思うことをつらつらと

2019年2月5日デボーション

※ハイクに投稿したものと同じ文章です。

 


今朝読んだ箇所から↓

そのころユダは兄弟たちを離れて下り、アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った。ユダはその所で、名をシュアというカナンびとの娘を見て、これをめとり、その所にはいった。

創世記 38:1-2

ユダって誰だったかな…と思って聖書を遡ったら、ヤコブとレアの三番目の子でした。29章に初登場します。
ユダはシュアとの間にエル、オナン、シラと三人の男の子を設けます。

ユダは長子エルのために、名をタマルという妻を迎えた。しかしユダの長子エルは主の前に悪い者であったので、主は彼を殺された。そこでユダはオナンに言った、「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」。しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された。そこでユダはその子の妻タマルに言った、「わたしの子シラが成人するまで、寡婦のままで、あなたの父の家にいなさい」。彼は、シラもまた兄弟たちのように死ぬかもしれないと、思ったからである。それでタマルは行って父の家におった。

創世記 38:6-11

当時の社会において「自分の子どもがいる」というのは何か重要なステータスだったのかしら。オナンはタマル以外の女性との間に子を設けようとしたのかしら。
当時の女性が今よりずっと立場の弱い存在だったことは想像に容易いので、エルとオナンと死別し、シラと再婚させてもらえる保証がないタマルは社会の中で生きていくのに大きな不安を感じていただろうなと思います。

日がたってシュアの娘ユダの妻は死んだ。その後、ユダは喪を終ってその友アドラムびとヒラと共にテムナに上り、自分の羊の毛を切る者のところへ行った。時に、ひとりの人がタマルに告げて、「あなたのしゅうとが羊の毛を切るためにテムナに上って来る」と言ったので、彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた。彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである。ユダは彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたため、遊女だと思い、道のかたわらで彼女に向かって言った、「さあ、あなたの所にはいらせておくれ」。彼はこの女がわが子の妻であることを知らなかったからである。彼女は言った、「わたしの所にはいるため、何をくださいますか」。ユダは言った、「群れのうちのやぎの子をあなたにあげよう」。彼女は言った、「それをくださるまで、しるしをわたしにくださいますか」。ユダは言った、「どんなしるしをあげようか」。彼女は言った、「あなたの印と紐と、あなたの手にあるつえとを」。彼はこれらを与えて彼女の所にはいった。彼女はユダによってみごもった。

創世記 38:12-18

20代乙女()な私の感情が着いていかない展開…。
タマルがこの策略を成功させたのはユダが妻を失ったばかりで、できるだけオブラートに包むと「淋しい」状態だったからかしら。
神様、そこを見越してタマルをベストなタイミングでユダに導いている…?
ユダがタマルだと気づかなかったのが不思議でしたが、それも神様の御業…?

さて、ユダたちは印を与えた女性を探しますが、見つかりません。
恥をかかないよう探索を止めると…

ところが三月ほどたって、ひとりの人がユダに言った、「あなたの嫁タマルは姦淫しました。そのうえ、彼女は姦淫によってみごもりました」。ユダは言った、「彼女を引き出して焼いてしまえ」。彼女は引き出された時、そのしゅうとに人をつかわして言った、「わたしはこれをもっている人によって、みごもりました」。彼女はまた言った、「どうか、この印と、紐と、つえとはだれのものか、見定めてください」。ユダはこれを見定めて言った、「彼女はわたしよりも正しい。わたしが彼女をわが子シラに与えなかったためである」。彼は再び彼女を知らなかった。

創世記 38:24-26

タマルはユダから財産を引き継ぎ、子どもの父親が誰かを明らかにしたことで、安定した生活を送れるようになったのかしら。
聖書は時折「男尊女卑を促進している」みたいに言われるようですが、今日の箇所に登場したタマルは自分が安心して生活できる権利を得るために能動的に行動していた気がします。
神様はご計画の中で男性も女性も平等に用いていると思います。

さて彼女の出産の時がきたが、胎内には、ふたごがあった。出産の時に、ひとりの子が手を出したので、産婆は、「これがさきに出た」と言い、緋の糸を取って、その手に結んだ。そして、その子が手をひっこめると、その弟が出たので、「どうしてあなたは自分で破って出るのか」と言った。これによって名はペレヅと呼ばれた。その後、手に緋の糸のある兄が出たので、名はゼラと呼ばれた。

創世記 38:27-30

この双子もまた、神様のご計画の中で用いられていくのかしら。